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2004.04.06

「粛々と」とは何の意味?

「粛々と」ということばを政治家はしばしば使いますが、この意味は何でしょうね。有名なことばは「鞭声粛々夜河を渡る」というものですよね。でも私には不思議な感じを受けるのですが。政治家が好んでこのことばを使うときには、反対するものたちの激しい反対に出会っても、「粛々と審議を進めていくだけです」というように使われるのですが、この場合にどうも、どんなに反対があっても、そういう反対には妨害されずに、議事を進めるという意味のようですね。言い換えれば、反対意見には惑わされずに、さらに言えば、「反対論などには耳を貸さずに議事を進めるんだ」という決意のように使われるようですね。

(01/7/15)  辞典によれば、「粛々と」という言葉は「ひっそりと静かに」「厳かでひきしまって」「謹んで」等を意味する。私は「鞭声粛々夜河を渡る」の故事を真っ先に思い出す。本来は悪いイメージの言葉ではない。しかしこれを官僚が……使うと不快な意味合いを帯びる。「隠密に」「批判に耳を貸さずに」「命じられたままに」等を意味するように聞こえるのである。

この文章は東京大学大学院の数理科学研究科所属の数理心理学者・五味健作氏のホームページにある「定型随想」のひとつ。やっぱり同じような印象を持つ人がいるものですね。

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