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2004.07.01

美ヶ原高原美術館へのドライブ

 28日、月曜日の夕方の関越、信越道とも、交通量は少なく、快適なドライブでした。ただ雲が低かったので、高い山々は雲に覆われていて、見ることができませんでした。おまけに地表一帯まで霧がかかったようで、見通しも良くありませんでした。信越道の難所である軽井沢インター前後の登坂路も、霧もありませんでしたので、快適に上ることができました。この梅雨時のこの登坂路は霧で有名で、大変苦労するところです。
 29日、火曜日は天気も良かったので、じっとしている場合じゃないと思って、美ヶ原高原美術館へ行きました。私のセカンド・ハウスのところからは、県道62号線を5キロほど上ったところに、村が運営する観光センターというものがあります。そこから美ヶ原美術館への登坂路があります。この道は昔からあるものではないかと記憶しています。
 今では全線二車線の舗装道路に立派になっていますが、30年近く前に初めてこの道を、当時の軽自動車で登ったときにはひどい道でした。軽自動車ではじめてのこの難路を登るほうも、よくも大胆に登ったものだと、自分でも感心しています。その当時、最大の難所は、山腹から流れ出す大量の水の処理もできていなかったので、一部は川のようになってしまうという場所です。あのときにはこの狭い川床のような道を、おっかなびっくり登ったことを記憶しています。
 この観光センターのところから上り始めて少し行くと、ヘアピンカーブで、もとの方向、東向きに山腹を登るようになります。ここからは下の村が一望に見渡すことができます。まもなく三つのヘアピンカーブを抜けると、再び西に向かって山腹を縫うように登っていきます。この途中に前記の難所があります。しかし最近の再三の改良工事によって、このあたりは擁壁も立派になり、水処理も完璧になって、何の不安もなく上ることができます。たまに上から猛スピードで下ってくる命知らずのドライバーにびっくりさせられるくらいです。
 この難所を通り過ぎて、1763.2メーターという三角点のある山の山頂近くをぐるりと回ると、白樺の木がたくさんある鞍部に出ます。ここは実に美しい場所です。5月ころ行きますと、白樺林の中にたくさんのつつじが咲いていて見事です。この美しさにはドライバーたちはみな、ほとんど車を止めて、しばしこの美しさをカメラに捕らえようとします。そこはたぶん「白樺平」と呼ばれているところと思います。そこからすぐにかなり開けた場所に出ます。前記の軽自動車で行ったときには、ここまでしか行けませんでした。かつてはここから上の「牛伏山」スキー場に上るリフトがあったようです。今ではこのリフト乗り場は、すっかり朽ち果てています。
 ここから美ヶ原美術館までは、あと一息の登りです。四つの連続するヘアピンカーブを抜けて、高原美術館の下の山腹をゆっくりと登ると、美術館から出てくる道と、直進して山本小屋駐車場に至る道との出会いの四つ角になります。これを右に急カーブして上っていくと美ヶ原美術館です。今回新しく目を引いたのは、この駐車場に二基の風力発電の大風車が設置されたことです。

 この美術館前の四つ角を直進して、美術館の野外展示場に沿って右にカーブして登っていくと、右「牛伏山」左「物見石山」の鞍部に出ます。そこを下ったところが丁字路で、右に行くと山本小屋の駐車場です。昔から有名なこの美ヶ原の山本小屋まで、このようにして自分の車であっという間に登ってしまえるようになったのには、いつもほんとうにびっくりします。私は実際には来たことがなかったのですが、登山ガイドなどでよく読んでいましたので、この山本小屋まで来るのに、タップリと一日の行程が必要だったのを覚えています。しかしそのようにしてたどり着いた、この高原の美しさは、格別だったと思うのです。
 今回はこの駐車場には立ち寄らずに、すぐに和田峠への道を下りました。この道は実は和田村から野々入川という沢を登ってくる道です。この最後の急斜面を登るこの道は、よくもこんなところに道を作ったものだというような感じの急登坂路です。約1950メーターから一気に400メーターほど下ります。その最奥はヘアピンカーブの連続で、二箇所ほどは空中に突き出るようにカーブを描いています。急坂と急カーブの連続で、都会でしか運転したことのない人は、山道をしばらく練習してからでないと、お勧めできないコースです。
 下りも、まるで谷底に落ち込んでいくかのような感じです。なにしろ先が見えないので、空中に飛び出すのではないかと思うようです。しかし上りも下りも、秋の紅葉シーズンは絶対にお勧めのコースです。崖の中腹にたくさんあるもみじや、そのほかの紅葉樹の美しさは、絶対にほかでは見られないものです。ギアーを二速に入れて、慎重にブレーキを操りながら、ゆっくりと感触を楽しみながら下るのは、都会に生活する者のストレスなど、一瞬にして吹き飛ばしてくれるような快感です。私のわずかな経験では、ほかにはこのような急登坂路はないのではないかと思います。

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