テレビ番組の無意味さ
2004年7月1日 毎日新聞
今日の夕刊には、おもしろい囲み記事がいくつかあった。その中でもちょっと気になった記事が次のもの。タイトルは「誰がために地上波あり」。一部省略……
「あ、ルマンの放送がない!」と気付いたのは、伝統の自動車レース「ルマン24時間」スタート当日であった。毎年放送していたテレビ朝日系列が降りたのだ。……「地上波がつまらん」と文句を言ったところ、「何の痛痒も感じません。地上波は普通の人用。テレビ視聴に目的や意味を求めるあなたはヘン」と地上波テレビ局員にからかわれたのは4年前。「見流しでいいんですよ、地上波は」。それが地上波が想定する「普通の人」のための制作意図のようである。それがちゃんと引き継がれていることを「ルマン消滅」が象徴したってこと。テレビ曲が考える「普選の人」は、地上波テレビに対して目的や意味を持たない、持たなくていい、できれば持ってほしくない、ということ? 意味を持たれないことをやり続けることに矛盾を感じないテレビマンの″強じんな意志″には頭が下がるばかり。 (怒るマン)
テレビの地上波の内容のなさは、目を覆うばかりである。NHKも言うに及ばずである。NHKは視聴者から料金を取って放送しているにもかかわらずである。地上波に見るべき物があるとすれば、唯一コマーシャルフィルムかもしれない。しかしこれもまた、最近はあまり見るべきものがないような気がするのだが。
こんなことはいま始まったことじゃないのではある。地上波が「見流しに」徹底しているとすれば、そこで消費される金円は一体何なのだろうか。ただで出来上がっているわけじゃないし、ずいぶんとお金がかかっていることは事実である。そういう製作会社が経済的に行き詰って倒産したという話も聞く。そうして消えていった金は一体なんだったのだろう。それにかかわった生身の人間はいたはずである。あるいはそういう無駄とも見えるものでも、経済の活性化にはつながっているのだと、小泉流に言ってもみたくなるのではあるが。
そんなお堅いことは言わずに、ただ見ていればいいのだと言われるかも知れない。しかしこのコラムの著者が最後に言うように、「意味を持たれないこをとやり続ける」ことに、かれらはもはや、何にも感じなくなっているのかも知れない。そしてこれは日本国中すべての人がそうなっているのかも知れない。
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業界では普通のことで、たまたまばれただけの事のようですね。
CM業界の知人に話を聞くと、予算は丼勘定が当たり前のようです。
確かに意味の無いくだらない番組は大変多く視聴率の低迷と数字にも出ています。
子供の頃見たひょうきん族や全員集合のようにテレビの前で今か今かと待ちわびた番組は現在はありません。
でも製作にかかわっている方全てが制作費をちょろまかしているわけではないし、中にはいい番組ってあります。
最近はほとんどTVを見なくなってしまいましたが、夜中に暇で見るものが無くて教育番組(高校講座とか多いです)を見ると改めて勉強できたり。
提供する側がどんな物を作ろうと受け取る側がちゃんと考えを持って見ていれば意味のない番組だらけではないように思います。
くだらない番組を真に受けて流される人は多いでしょう。全て製作サイドの問題で片付けてはいけないと感じています。
Posted by: たまこ | 2004.07.24 at 02:10 AM
最近、スカパーを入れてから、地上波を見る機会がほとんどなくなってしまった。お金を払ってでも見たいチャンネルを提供してくれるスカパーやCATVがある反面、地上波に魅力を感じなくなってしまった。巨人偏重の野球中継、バカ騒ぎだけのバラエティなどなど・・・。
でも問題なのはBSデジタル。NHKと民放とあるのだけれど、内容の無さは地上波と同じらしい(特に民放)。あえてよい点を上げれば画質と音質の良さで映画を見るにはいいらしいけど、録画するのもコピーワンスがかかって面倒だ。さらに地上波デジタルが徐々に広がっていくようだが、テレビの未来は番組作りにかかっているといえよう。
Posted by: とてくのん | 2004.07.01 at 10:53 PM