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2004.08.04

イエス・キリストの十字架物語 17

27:27 それから、総督の兵士たちは、イエスを官邸の中に連れて行って、イエスの回りに全部隊を集めた。
27:28 そして、イエスの着物を脱がせて、緋色の上着を着せた。
27:29 それから、いばらで冠を編み、頭にかぶらせ、右手に葦を持たせた。そして、彼らはイエスの前にひざまずいて、からかって言った。「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」
27:30 また彼らはイエスにつばきをかけ、葦を取り上げてイエスの頭をたたいた。
27:31 こんなふうに、イエスをからかったあげく、その着物を脱がせて、もとの着物を着せ、十字架につけるために連れ出した。
27:32 そして、彼らが出て行くと、シモンというクレネ人を見つけたので、彼らは、この人にイエスの十字架を、むりやりに背負わせた。

ローマの総督ピラトの官邸は神殿の北側にあったと言われています。この官邸は神殿の北側にあった当時の城壁の角にあり、非常に立派な城塞であったようです。裁判が終わると総督はイエスの身柄をローマ兵士の手に渡します。そこで兵士たちはいつもの犯罪人を扱うように、徹底して痛めつけます。イエスは自分がユダヤ人の王であると言っていましたので、それを使って散々にからかいます。
一連の嘲弄の儀式が終わるとイエスさまに十字架を背負わせて処刑場へと向かいます。犯罪人は自分が磔にされる十字架の太い材木を担がせられます。こうして処刑場に向かうのですが、この道行きは犯罪人への見せしめのためです。この道中に群集は待ち構えていて、犯罪人に対して石を投げつけ、つばきをはきかけ、罵詈雑言のありったけを叫び続けるのです。犯罪人の人権などは完全に無視されます。
イエスさまはその拷問に耐え切れずに倒れられたと考えられています。たまたまそこにいたクレネ人シモンという人が、イエスさまの代わりに十字架の木材を背負わせられます。

27:33 ゴルゴタという所(「どくろ」と言われている場所)に来てから、
27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。
27:35 こうして、イエスを十字架につけてから、彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、
27:36 そこにすわって、イエスの見張りをした。
27:37 また、イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである。」と書いた罪状書きを掲げた。
27:38 そのとき、イエスといっしょに、ふたりの強盗が、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。
27:39 道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって、
27:40 言った。「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りて来い。」
27:41 同じように、祭司長たちも律法学者、長老たちといっしょになって、イエスをあざけって言った。
27:42 「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。
27:43 彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『わたしは神の子だ。』と言っているのだから。」
27:44 イエスといっしょに十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。

イエスさまが十字架につけられたゴルゴタの丘は、このときには城壁の外側にあったと考えられています。いまはこの城壁はなくなっていて、十字架の跡と信じられている場所には「聖墳墓教会」という大きな教会が建てられています。ピラトの官邸跡からここまでが、「悲しみの道」(ヴィア・ドロローサ)で、クリスチャンたちの巡礼の最も重要な場所です。いまはこの道は、エルサレムの旧市街の最もにぎやかなメインストリートを横切っています。

27:45 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。
27:46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。
27:47 すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる。」と言った。
27:48 また、彼らのひとりがすぐ走って行って、海綿を取り、それに酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。
27:49 ほかの者たちは、「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることとしよう。」と言った。
27:50 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。
27:51 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
27:52 また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。
27:53 そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都にはいって多くの人に現われた。
27:54 百人隊長および彼といっしょにイエスの見張りをしていた人々は、地震やいろいろの出来事を見て、非常な恐れを感じ、「この方はまことに神の子であった。」と言った。
27:55 そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。
27:56 その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。
(聖書の引用は『新改訳聖書』からです)

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