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2005.06.18

小山田二郎展

 東京駅の「東京ステーションギャラリー」で行われた「小山田二郎展」を見に行きました。

 この方の作品は以前に画集や美術雑誌などで見ていて、すごい作品だなぁと感心していました。今回東京ステーションギャラリーで個展が開催されるというので、見に行きました。ぜひ原画を見ておきたいと思っていたからです。油絵38点、水彩画77点、スケッチ26点の作品を一度に見ることができるというのは恵まれたチャンスでした。 
 この作家の作品で有名なものは「鳥女」と題する作品で、鳥の姿で女を描いたのか、女の姿で鳥を描いたのか、微妙な作品です。油絵でもそんなに厚塗りをするわけではありませんが、水彩画のようなタッチに絵筆の尻などで激しく削り取った線が交錯しており、見事な迫力です。

 特に最高傑作とも言える「ピエタ」は、伝統的な手法とはまったくかけ離れた姿で、イエスの死体を抱く母マリヤの姿が描かれます。この作品はすべての筆致が、隅々まで計算されつくしたような線が交錯していて、非常な迫力と作品全体に一つもおろそかにできないという緊張感あります。
 水彩画の一つにつけられた解説によれば、水彩画も何回も重ね塗りをする結果、紙が破れるが、その紙の破れも作品の中に取り入れてしまうという。この説明を見てもこの作家が、徹底して自分の内面と、死に物狂いで立ち向かったことを感じさせるものがある。

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Comments

はじめまして。
僕も小山田二郎展行ってきました。
鳥女・・・妙な絵でしたね。たしかに微妙でした(笑)。
僕には、彼が若い頃の水彩画に
印象に残るものが多かったです。

TBさせていただきました。
よろしくお願いします。

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