« 副鼻腔炎の話 その2 | Main | 副鼻腔炎の話 その3 »

2006.06.30

『日本の外交は国民に何を隠しているのか』

 『日本の外交は国民に何を隠しているのか』 集英社 2006年4月19日 

 この本を非常に興味深く読んだ。著者は河辺一郎で、この人は愛知大学教授で日本外交の専門である。題名もかなり過激的であるが、その内容もかなり過激的である。内容の一部を紹介すると、次のようである。

 第1章 国連分担金滞納国・日本
 第3章 常任理事国になって何をするのか
 第5章 国連を乗り越えて暴走し始めた日本

 なにか第二次世界大戦の直前のような日本の動きを感じる。日本が最近、右傾化を強くしていることはうすうす感じているが、現実の歴史の事実はこのようであったのかと考えさせられる内容であった。
 それにしてもこれだけ詳細に日本外交の問題を暴き出した書籍が、こうして出版されているということは、それだけ今の日本は平和であり自由であるとも言える。かつてならたちまち発禁となったのではないかと思わせられた。

 日本人という民族は、いつの時代でも日和見主義的な態度を持ってきたのであり、そこには主義主張の非論理性というものがいつでも存在していた。この非論理性というものが、日本の歴史において、日本という国の進路を誤らせたのではないかと思う。
 そのような歴史認識、あるいは歴史の批判的検証もなされないまま、再び同じ道を歩みつつあるという危惧を、あらためて感じさせられたものである。この本が読者に突きつけている多くの記録によって、そのことは明らかであると思う。そういう意味で非常に興味深かった。

« 副鼻腔炎の話 その2 | Main | 副鼻腔炎の話 その3 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18113/10737907

Listed below are links to weblogs that reference 『日本の外交は国民に何を隠しているのか』:

« 副鼻腔炎の話 その2 | Main | 副鼻腔炎の話 その3 »

August 2015
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ