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2006.07.21

副鼻腔炎の話 その5

 ■10日(月) いよいよ手術の日。朝の食事は抜き。手術衣に着替え、ストッキングをつけ待機する。8時ころになって家内と娘とが来る。
 いよいよ時間になって、ストレッチャーに乗せられ、手術室に運ばれる。そして手術台に乗せられるまでは、まことに手際よく運ばれていく。病棟の看護師二人がストレッチャーを押して、3階の手術室に運び入れると、そこには手術室の看護師が待ち構えていて患者を受け取り、ストレッチャーから大きな手術台のようなところに移し、それから再び手術台に移動するというこの作業が、まるで流れ作業のように運ばれていく。
 手術台に乗せられると、テレビや映画などでおなじみの手術用の照明器具が頭上に見える。寝ているので頭上ではなくて顔上というところ。たちまち手術衣がはぎとられ、心電図がつけられ、右手には血圧計が装着され、左手には点滴がとられ、これらの作業が手順良くあっという間に手術に入る準備が整う。そして担当医師が「だいじょうぶだよ。眠っているうちに終わるからね」と声をかけてくれる。それからすぐに「眠るお薬を入れます。すぐ眠りますよ」といわれると、すぐに目の前がぼぉっとしたかと思うと、あとは気がついたのは病室のベッドの上だった。ちょっと麻酔が効きすぎたらしく、目覚めるのに時間がかかったらしい。9時少し前に手術室に入って、ベッドに戻ってきたのは1時ころだった。
 そのまま夕方まで寝てしまった。目覚めてからはちょっとたいへんだった。目覚めると食事の時間だったのでおもゆが運ばれてきていた。少し水を飲むと、いきなり嘔吐があった。事前に繰り返し注意を受けていたことであるが、鼻からのどに血液がたれてくるので、それを飲み込まないようにということだった。血液を飲み込むと嘔吐してしまうからと注意を受けていた。しかし手術中にすでに胃の中に血液が入ってしまっていたのか、それを吐いてしまった。それでもがんばっておもゆを飲んだけれど、ふたたび嘔吐。少し様子を見ようとそのまま横になっていたが、もう一度嘔吐があって、それから少し落ち着いたようだった。自分の血液なのに、消化吸収してリサイクルすればいいのではないかと、よけいなことを考える。
 点滴はつけられたままだったが、尿管はすぐにはずしてもらって少し楽になる。鼻の手術のあとがかなり痛むので痛み止めをもらう。手術は内視鏡とナビケーションCTによるコンピュータの画像を見ながらするもので、鼻の中の粘膜にできているポリープを切除し、痛んでいる粘膜を切除し吸い出すというもの。そのために出血も続いていて、鼻に詰めた綿球がすぐに血液で染まってしまう。

 娘は東京に帰り、家内はホテルに引き上げる。この夜は私の手術の後に、隣のベッドの人も手術を受けた。この人は咽頭にできた腫瘍を取るのであるが、その準備に気管をのどのところに確保するという手術だった。このために気管にたまる痰を吸入装置によって吸い出さなければならないのだが、この作業が夜通し繰り返しあったので、そのたびにこちらも目が覚めてしまい、眠られぬ夜だった。寝る前には吐き気止めの薬をいれてもらったので、吐き気はおさまった。でも夜中にまた吐き気があるとこまるので、眠剤は飲まずに寝た。そのためにもよく眠れなかった。

 ■11日(火) 朝起きたときには37度ちょっとの熱があった。手術後の顔面が痛むので「アイスノン」をもらう。点滴が続けられていて、同時に出血を止めるために血液を固める薬も投与される。食事はおかゆが出る。でもまだほとんど食べられない。起き上がり、トイレにも自分の足でいけるようになる。点滴がつけられたままなので、点滴の器具を押して廊下を歩いてトイレに行く。テレビや映画などで、こういう姿をしばしば見るのであるが、自分も一度はやってみたいと思っていたので、念願がかない、またその手ごたえを感じていた。
 午後、看護師さんが体を拭いてくれる。夜になって医師の診察があった。新たに鼻の中にガーゼをぎゅうぎゅうと詰め込む。「痛い。痛い」と訴えたが、医師は「これは痛くないようにする方法がないから、ちょっとがまんして」とか何とか言ってせっせとガーゼをつめこむ。ガーゼは幅一センチくらいで長さは20センチくらいもあるかというもの。合計四本のガーゼを詰め込む。ベッドに帰ってすぐに出血があった。でも綿球を三度ほど取り替えて様子を見るうちに出血は止まった。
 この日はよく眠りたいので、眠剤を飲んで寝る。

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