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2006.10.21

核を持ちたがる人

 自民党の中川政調会長が、北朝鮮の金正日総書記は、糖尿病だから日本に向かって核攻撃をすることを考えるかもしれないと、何かよくわからないようなことを、静岡県浜松市での講演会で発言した。そして北朝鮮から攻められないように、日本も核を持つことを議論しなければならないとも発言した。このニュースはどの新聞でも取り上げられている。
 糖尿病だから日本への核攻撃を考える、というのもおかしな考えではなかろうか。糖尿病の人は攻撃的になるのだろうか。あるいは糖尿病の人は核を持ちたがるのだろうか。とすれば中川氏自身も糖尿病なのか。糖尿病の人は結束して立ち上がって、中川氏の発言にクレームをつける方がいいのではないか。

 ミサイル発射の時もそうだけど、核実験をしたというだけで、北朝鮮が日本への攻撃を準備していると判断するのはどんなものでしょうかね。北朝鮮のこれまでの動きを見ていると、日本を真剣に相手にしていないようですね。彼らの相手はアメリカですね。日本に対しては拉致問題にしても適当にあしらっているという感じで、真剣に日本と戦いを交えようとは考えていないのではないか。日本の政治家たちが、なにか偉そうに発言して、それでいかにも日米安全保障に、我が国は大きく貢献していると見せようとしているのではないか。今の日本の政治家たちは、もっとほかに真剣に考えて実行しなければならない課題が山ほどあるのではないか。
 しかも核を保有することが核抑止力になるなどという議論まで、国の首脳陣から出てくるということは、核爆弾によって大きな被害を受けた一般市民に対して、無責任すぎる発言ではないか。

2006.10.17

大江健三郎の『懐かしい年への手紙』

 大江健三郎の作品の中でも傑作の呼び声が高いこの作品を、ようやく読み終えました。
 一、二、三部の構成になっていて、第一部と第三部とは現在の設定、第二部が過去という設定になっています。
 この第二部を読んでいるときから、大きな感動を感じながら読みました。そのスケールの大きさと、緻密に積み上げられていくイメージから受ける印象は、ほんとうにすばらしいものだと思います。『万延元年のフットボール』も同じようなイメージの積み重ねがありましたが、この作品から受ける印象は、さらに大きなものがあったと思います。
 音楽ではバッハの『マタイ受難曲』やマーラーの交響曲六番、七番、八番なども、一つ一つの細かいイメージが積み上げられていくという印象を受け、大きな感動を受けます。絵画でも百号などという大作には一年以上もかけてこつこつと積み上げられていくと聞いています。それらと同じように、この作家が日々緻密な作業を続けているということを考えると、その作品が世界中で読まれているということも納得するのです。

 大江健三郎の作品のいくつかに登場する「ギー」という人物が、この作品では重要な位置を占めています。作家自身がこの「ギー兄さん」は自分の分身、「僕自身のそのように生きるべきであった理想像が投影されている」と、最後の「著者から読者へ」という文章の中で述べています。
 この作品で「ギー兄さん」は、「Kちゃん」すなわち「僕」という人物に向かって、その人生の様々な局面で意見を言い、あるいは「Kちゃん」の作品を批判し、あらたな提案を与えるということが繰り返されます。それによって作家自身がいう「理想像」が描かれ、さらには人間として生きる理想像が作り上げられているのです。それ故に読むものに大きな感動を与えるのではないでしょうか。

 このように豊かな作品を読むことができたということは、ほんとうに幸せであったと思います。

紅葉がきれいになりました

Autumn2006
紅葉がきれいになりました。これは白樺湖の湖畔の風景です。
今の季節が紅葉は最高に美しいです。緑の木々の間にあって、わずかに紅くなった木々が点在する風景は、感動ものです。

北朝鮮が核実験を行ったというので、世界中は大あわてです。
金正日という人は何を考えているのかよくわからないですね。世界中を相手に、自分の思うままにあわてさせているのを見ながら、喜んでいるのでしょうか。

アジアの小国が核爆弾の実験をしたというので、これは国際的緊張をもたらすものだと主張しているけど、そう言っている国が、8000発近い核弾頭をかかえていて、しばしば核実験を行っているというのは、不思議と言えば不思議ではある。
自分が核を抱えていて、新たな核開発はまかりならんと言う論理は、どうも私にはうまく理解できないものです。

世界中から核爆弾がなくなることを、切に祈るものです。

2006.10.15

孫たちの大騒ぎ

Img_0242
娘が二歳半の双子の子をつれて里帰りしている。普段は老夫婦二人だけの静穏な生活だが、そこに闖入してきた母子三人が、毎日大騒ぎを展開している。じじばばは、いささかくたびれ気味。
この写真は隣町の産業フェスティバルとかいう行事に「ボウケンジャー」がやってきたときのスナップ。子どもたちは結構興奮していた。やっぱり私も良きおじいちゃんをやってますね。

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