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2010.01.12

『ニコライ遭難』という本

『ニコライ遭難』という本を読んだ。吉村昭著、岩波書店、19939月刊。

大変面白かった。これは図書館で借りたものである。
著者の吉村昭の作品はいずれも読みでがある。この作品は雑誌「世界」に連載された
(1992-3)ものであるので、読んだはずであるが記憶にない。

これは大津事件として知られている歴史上の事件である。それはロシア皇帝の皇太子であるニコライが、世界一周の途上、日本の招待によって日本に立ち寄ったが、その途中の滋賀県大津で起こった事件である。警備に当たっていた一人の巡査が、突然ニコライ皇太子に切りつけたのである。傷は軽傷であったが、
1891(明治24)年という日本がいわゆる近代国家として歩みだして間もなくの時代であったので、ロシアとの外交関係を恐れて、国中が上を下への大騒ぎとなったことが、克明に描かれている。

吉村昭はいろいろな出来事、事件などを、資料に詳しくあたって書き上げるというスタイルをとっている。この『ニコライ遭難』も実に詳細に描いている。『大黒屋光太夫』という作品も、毎日新聞の連載で読んだが、続きを早く読みたくて毎日毎日、新聞が来るのを待ち焦がれるというような思いで読んだことを忘れない。

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