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2010.08.20

この夏の一番暑い日

 私が住んでいる地域にイオングループが経営する小さなスーパーマーケットがあった。食料品や日用品、衣類などを扱っている地域では拠点となる店だった。しかしこの地域では購買力が追いついていかずに、とうとう今日で閉店することになった。この地域の住民にとっては大きな痛手である。しかし仕方のないことなのではないか。他にはいわゆるコンビニが2店舗あるだけであり、もっと多様な品物を買いたいと思えば、そこからさらに4キロほど下った下の町まで行かなければならない。行政区画としては同じ市内ではあるが。
 今日が最後というので、イオンでも近隣の店舗から店員を動員して、そんなに広くもない店内は、店員であふれかえり、「いらっしゃませ」の大声がうつろに響き渡っていた。今日で最後というのにこの招きの叫びは何だろうかと思ったものである。
 すでに一ヶ月以上も前から今日が最後と知らされていたので、この地域の住民も大挙して押しかけていた。当然のことながら「ふだんからこれだけの来客があれば閉店にならなかったのに」という声が、客の間では取り交わされていた。これもまた当然の感じではないか。私にはこの人々の姿が、死に体に群がる蠅のように見えたものである。
 いつもは閑散としている駐車場も満杯状態。主婦だけでなく主夫まで動員されて、まるでお祭りのような騒ぎ。子どもは泣き叫ぶ、元々こんなにたくさんの客を予想していなかったので5台しかないレジの一台がついにパンク。レジをすませた客が買い物をレジ袋に詰める台も押すな押すなの状態。買い物籠が二つしか乗らないカートに、四つの籠を積み重ね、洗濯石けんの箱をびっしりと入れて、更にその上にティッシュペーパーを積み重ねたおばさん。特大のペットボトルのお茶ばかりを二籠も積んでいく中年のおじさん。まさにテンヤワンヤの大騒ぎであった。
 そして結局、最後に笑った者は誰なのだろうか。

ナクソス・ミュージック・ライブラリー

 NAXOSを使っている。非常に使いやすいサイトだ。「ミュージック・バード」がなくなるという知らせを受けて、急遽ネット上を探して見つけたサイトだ。クラシック音楽の専門サイト。
 今まではどちらかというと放送されているものを受動的に選択して聞いていた。プログラムリストなどを参照して聞きたいと思うものを選んで聞いていた。したがって自分の好みに応じて聞くというよりも、どちらかというと受動的なものだった。ところがこの「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」というのは、そのホームページによれば4万曲もの在庫があって、その中から自由に聞くことができるとなっている。
  そんなにたくさんの数の中からどうやって聞きたい曲を選ぶのかと、初めは心配した。しかしよく見るとさまざまな選択の方法が提供されている。毎日加えられる新譜から選択できるし、たくさんの人が書いている「レビュー」からもこれはというものを聴くことができる。その短い文章についつい引っかかって聞いてしまうというようにできている。これはありがたい。
 こうして今日は、レスピーギの「ミクソリディア旋法の協奏曲」というものと、「五声の協奏曲」というものを聞いた。両方ともピアノ協奏曲のスタイルである。レスピーギの曲では、「ローマの松」とかいうものしか聞いたことがなかった。両方とも三つの楽章からなっていて、真ん中の楽章が両方ともレントとかアダージオとなっていて、ゆっくりの曲。「ミクソリディア旋法の協奏曲」のレントはオーケストラの各パートとピアノとの微妙なからみが、魅力的だった。「五声の協奏曲」の第二楽章も同じように美しい曲だった。こんな素晴らしい曲を聴くことができるというのは、まさに何か得をしたという感じであった。
 ずいぶん前から使っていたVictorのヘッドホンは、アンプのヘッドホン端子に、標準からミニに変換するジャックを付けて聞いていたが、どうも接続がうまくいかなくなることがあってトラブっていた。それを思い切ってaudio-technicaのものに付け替えた。それによってより鮮明な音を聞くことができるようになった。

2010.08.04

「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」というもの

 衛星ラジオ放送「ミュージック・バード」から、この放送が2011年7月で廃止になるとの通知を受け取った。この知らせを見たとき「ついに来るべきものが来たか!」という感じだった。1996年から聞いてきたので、14年間お世話になったわけだ。その間にMDを150枚くらい収録した。
 こちらに来てからはMDデッキが動かなくなってしまったので収録はできなかった。それで直接PCに録音してしまうという方法を使っていたが、これがなかなか大変だった。録音してからの後の処理が大変だったのだ。MDの場合には『fmファン』という雑誌に掲載されてくるプログラムを切り取ってラベルに貼るだけの作業だった。しかしPCに録音しても曲ごとに切り分けるとか、曲名のテキストファイルをつくるとか、いちいちかなりの手間がかかっていた。
 この番組の廃止に当たっては、おなじCSラジオのSPACE・DIVAに切り替えてくれという案内があって、SPACE・DIVAの専用チューナーを無料で提供するというサービスが案内されていた。その番組をいろいろと調べてみると、今までの番組と同じような内容のチャンネルもあるらしい。そのほか最低でも50チャンネルの放送が、このチューナーでは聞くことができる。

 「ミュージック・バード」廃止の知らせを受けてから、ネット上をいろいろと探してみた。それに代わるものがあるに違いないと思ったのだ。今まで全然知らなかったけれども、いろいろなツールがたくさんある。
 手っ取り早くやるのには、インターネットラジオがよいのではないかと思って調べてみた。OTTAVAというネットラジオ局がクラシック音楽専門のチャンネルだということを見つけた。しかしこれを聞いてみると、細切れの放送で、あまり魅力はなかった。
 さらにパソコンの内部の音をなんでも録音してしまうという「超驚録」というソフトもVectorからダウンロードして試してみた。要するにスピーカー出力のラインの所で録音するというソフト。うまいこと録音ができるが、やはり録音してからの切り分けが大変な手間だった。30分ほどの録音でも切り分けに半日かかってしまうという大変さだった。「ミュージック・バード」のころの手軽さというものが懐かしく感じるほどだった。

 こうしてネット上を探していると「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」というサイトを見つけた。これはCDをストリーミングで聞くことができるというもの。初めは自分の興味がラジオを録音してコレクションにするというものだったので、ダウンロードができずにただ聞くだけというのはちょっと不安だった。要するに自分のライブラリーを作ることができないのではないかと思っていたのだ。
 しかしよくよく説明書きを読んでみると、契約すれば、自分のライブラリーを構築することができて、それを何度でも再生することができるということが分かってき。要するに自分のCD棚から、その時の気分で一枚のCDを選んで聞くという感じであることが分かった。
 このサイトには4万件もの曲が収録されているという。すなわちCDを買ったり、MDの録音コレクションをしたりしても、それを置く場所に困るということがある。ところがこのサイトでは、そこに蓄えられている曲のすべてが、あたかも自分のコレクションであるかのように自由に聞くことができるということが分かった。すなわちこれは今のはやりの「クラウド」なのだ。CDはサイト側にコレクションしてあるので、それをいつでも自由に取り出して聞くことができるということが分かってきた。

 それでその費用であるが、1か月1800円。1年間契約だと21000円ということである。ということは、CD1枚の価格で、何曲でも聞くことができるというもの。試聴もしてみて、またサイト内をいろいろと歩き回って、結局、これはいいのではないかというので契約した。そして早速聞いてみた。

 新しくサイト上のアルバムに加えられたものはホームページで案内されるので、新しいCDの情報も得やすい。また索引も充実しているので、いままで聞いたことのなかったものも探すことができる。これは便利。
 早速サイトに接続してみるといきなり、昨年のバン・クライバーン・コンクールの、辻井伸行のセミファイナルのCDが案内されていた。早速聞いてみた。マスト作曲の「インプロビゼーションとフーガ」という曲と、ベートーベンのPソナタ9番「ハンマークラヴィア」の二曲が収録されているもの。特にベートーベンのソナタの第3楽章の演奏が見事だった。音楽を聴くことの幸せとか、すぐれた芸術作品に触れるときの緊張感というものを見事に感じさせる演奏だった。演奏が終わってからの聴衆の大拍手と叫びも、3分弱ほど収録されていて見事だった。聴衆の興奮がそのまま伝わってきて、辻井氏の演奏がすばらしかったことが証明されているようだった。

続いてバラキレフ:交響詩「タマーラ」(モスクワ・フィル/ヒュム・ドン=ヒョク)というものを見つけて聞いてみた。なかなかの曲だった。

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