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2014.02.08

佐村河内守氏の事件

佐村河内守氏の事件はさまざまな問題を含んでいる。自分が耳が聞こえないからと言って、曲作りをほかの人に全てゆだねていたということだ。しかし35歳になって全聾となったというのだから、それまでは聞こえていたはず。しかしどうも曲作りの依頼を受けていた新垣氏によれば、18年間も自分は表に出ずに曲作りを続けていたということである。ということは10代の最後のころには、そのころかかわっていたゲームの音楽は自分で作っていたのではないかと思える。NHKの特集番組の紹介によれば、その後、自作の曲はすべて廃棄して新しいスタートをしたということで、この交響曲第一番に至ったということだった。

この事件がどのようにして明らかになたのかの詳細は良くわからないが、新垣氏自らある週刊誌に自分の立場を明らかにしてからくりを告白したいと申し出たらしい。これは昨日から始まったソチ冬のオリンピックで、佐藤大輔選手が佐村河内氏作曲の曲を使うという理由らしい。世界にまでだまし続けることにゴーストライターは我慢できなかったのであろう。

しかしゴーストライターがいたからと言って、その曲そのものの値打ちが下がるものではないのではないか。映画音楽などの納期の期限が厳密に切られている急ぎの仕事などは、中心に立つ有名作曲家の周りには、たくさんの弟子たちがいて、楽曲を完成すると聞いている。最近では何人かのスタッフがいて、曲全体を完成させるというのが普通になっているのではないか。もちろんこのような場合にはスタッフの名前はちゃんとクレジットされているけれども。

曲そのものは、クラシック音楽の伝統の上にきちんと乗った良質なものであると言う感じ。作曲者の身の上話などに惑わされて、感動の涙を流した人の場合には、これは別の感情の問題だが、曲そのものは聴きごたえのあるものだったことは事実。CDと共にケースにはいっている解説では、曲の成り立ちなどをかなり詳しく述べている。それによればずいぶん高い評価がなされているという感じではある。ゴーストライター自身も、これを読んだら高い評価がなされていることに感動したことだろうと思う。

 

 

 

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